郡山山林殺害初公判 元同僚起訴内容認める
(福島県)
去年5月郡山市の山林で警備員の男性を殺害した罪に問われている男に対する裁判員裁判の初公判が開かれた。
去年5月、郡山市逢瀬町の山林で、警備員の岡部大樹さん当時25歳が遺体で見つかった事件。
3か月後に逮捕されたのは、岡部さんとかつて同僚だった車田和也被告(27)だった。
車田被告は、岡部さんを山林に連れ出し、頭をつるはしで数回殴り殺害したとされている。
発生から1年、裁判員裁判で行われた初公判。
*記者リポート
「これまでの調べに対し、車田被告は殺害の事実は認めていましたが、裁判のポイントはその殺意の強さを裁判員がどう判断するかです」
車田被告は初公判で、はっきりした口調で「間違いはない」と起訴内容を認めた。
その後の冒頭陳述で、検察側は車田被告が犯行に及んだ経緯を明らかにした。
*検察官
「被告は運転免許証をだまし取り、偽のキャッシュカードを作成して現金100万円をATMから引き出した。その後逮捕されることを恐れ、岡部さんを殺害した」
車田被告は、キャッシュカードで金を引き出したことを岡部さんに伝えた当日、山林に連れ出し、犯行に及んだという。
そして、検察側は「殺意」について犯行当日に、つるはし、そして証拠隠滅のためにガスバーナーを購入するなど、強い殺意があったとした。
一方、弁護側は、事実関係は争わないものの、つるはしなどは「初めから殺す目的で購入はしていない」と計画性を否定している。
裁判はあすも行われ、車田被告には今週木曜日・18日に判決が言い渡される。
[ 2017/5/15 19:38 福島]
殺人罪などで元同僚に懲役20年
2017年05月18日 17時19分
去年5月、郡山市の山林で市内の当時25歳の警備員の男性を殺害したとして、殺人などの罪に問われている元同僚の男の裁判で、福島地方裁判所郡山支部は、懲役20年の判決を言い渡しました。
郡山市の無職、車田和也被告(27)は去年5月、郡山市の山林で、市内の警備員、岡部大樹さん(当時25)の後頭部や背中を、つるはしで数回にわたって殴るなどして殺害したとして、殺人の罪に問われています。
さらに、岡部さんにうそをついて借りた運転免許証を使って消費者金融のキャッシュカードを作り、現金100万円を引き出したとして、詐欺などの罪にも問われています。
18日、福島地方裁判所郡山支部で行われた裁判で、井下田英樹裁判長は「被告は、重量のあるつるはしで無抵抗の岡部さんを殴り、倒れてからも殴り続けるなど犯行は凄惨だ。
事前につるはしを購入するなど強固な殺意と計画性が認められる」と指摘しました。
その上で「ギャンブルで作った借金返済のために、岡部さんを騙して消費者金融から金を引き出し、それが発覚しないように及んだ犯行で、身勝手で酌量の余地はない」として、
車田被告に懲役30年の求刑に対し、懲役20年の判決を言い渡しました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053455661.html
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